ボランティアにまつわる事件

今年の夏頃のニュースですが、女優の高樹沙耶さんが、ご自身のブログで千葉県南房総市にカフェ「風流」をオープンさせると報告、木造平屋建ての店舗の建築に必要な藁積みと土塗り作業について、「ボランティア」を募集することも説明されました。
このことがネットなどで話題になると、「交通費や宿泊などが全て自己負担となる」という条件に対して批判が殺到し、ブログが炎上するという事件が起きました。

争点になったのは、自身の営利のカフェを作るのに、ボランティアを募集し、その上、交通費。宿泊費についても自己負担としているのは、芸能人の驕りがあるのではないか?というものだったそうです。
実際には、ストローベイル(藁葺き)の家を建てる貴重な体験を是非、参加、体験してみたいという一般の方の希望に応えたのが言葉足らずで伝わってしまったことが原因のようです。

ボランティア募集の部分だけを読んだ人には、ずいぶんと身勝手な内容に見えてしまったのかもしれません。
日本では「ボランティア」というと、金銭を持ち出ししてまでの無料奉仕というイメージが強いですが、本来のボランティアの意味は、自己の時間・労力を公共の福祉や社会活動等のために、無償で提供する事です。
それはどういうことかと言うと、時間・労働は公共の福祉・社会活動のために無償で提供しますが、それに関わる経費については、ボランティアが負担するものではないという事です。

女優の高樹沙耶さんが善意で一般の方に広く募集したボランティアですが、誤解を生んでしまったことは頭痛や吐き気を覚えるほど不幸なことでした。
特に現在のようなネットが普及している時代では、発信した情報が独り歩きしてしまうという頭痛や吐き気を感じる事態が起きる環境にあります。
ボランティアのあり方と共に、募集の仕方についても注意が必要なようです。

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